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2024.12.11

活路開拓委員会活動

修成建設専門学校で出前講座を実施
~シーリング工事実技実習・座学~

毎年恒例となっている「出前講座」を今年も開催いたしました。
11月29日(金)、修成建設専門学校の建築施工学科1年生18名を対象に下記のカリキュラムにより実施しました。


 

授業の前半では、シーリング防水工事実習と質疑応答について、
講師を㈱NS技研の廣瀬 永昌氏により、またその実技を㈱大木技研の小鯛 力氏により実施しました。

 

また、授業の後半では、シーリング防水工事座学と質疑応答について、
講師を㈱埜田建商の埜田 善将氏と㈱ALTEの真野 晃平氏の両名で行いました。
生徒さんからの質疑も活発にあり、非常に有意義なものになりました。



 
 

【参考:シーリング防水工事の手順】

①除去/掃除 まずは、目地内の清掃を行います。シーリング材接着面にモルタル片やサビ、ホコリなどの汚れが付着している場合は、それらをしっかりと除去し掃除してきれいにしていきます。
改修工事(打替え) の場合は、既存のシーリング材を除去していきます。
②バックアップ材の取り付け 下地の処理が終わると、次はバックアップ材を取り付けていきます。バックアップ材とは、シーリング材が上手く動けるように充填する目地の深さを調整するために使用されます。
バックアップ材により、建物の動きに合わせてシーリング材が伸び縮みできるようになったり、建物に加わる力を吸収することができるようになったりします。
③養生 施工箇所以外にシーリングで用いる薬剤が付着しないように、マスキングテープなどを用いて、周りを保護します。
④プライマーの塗布 シーリングを施工する部分に、シーリング材を密着させるためのプライマーを目地に塗布していきます。このとき、プライマーはシーリング材と目地との間で、接着剤の役割をしてくれています。
⑤シーリング材の充填 次はいよいよ、コーキングガンといわれる専用の器具を用いて、シーリング材を目地に充填していきます。このとき、使用するシーリング材やコーキングガンのノズルの選定、気泡の有無などの確認といったことが職人の腕の見せ所となり、仕上がり具合に大きく影響してきます。
⑥ヘラ等の専用工具でならす シーリング材の充填が終わると、ヘラ等を用いて押さえていきます。押さえて圧着させることでシーリング材と目地との密着性を高めることに加えて、余分なシーリング材を除去するといった作業も同時に行われます。
⑦工事完了 ヘラ押さえで表面をきれいに整えることができれば、シーリング材が乾き切る前に、養生で用いたマスキングテープを剥がしていきます。その後、周囲の掃除と確認を行ってシーリング防水工事完了です。